平城宮跡歴史公園のエリア紹介
その他エリア – 自然・風景
平城宮跡歴史公園は、東西1.3km、南北1.0kmの広大な遺構空間。爽やかな風が吹き抜け、「たたなづく青垣」とうたわれた四方の山々を見渡すことができます。建造物が復原されたとはいえ、大半は野原のため、足元には四季折々の草花が広がり、園内で広い面積を占めるヨシやオギの群落地は野鳥の宝庫です。
特にツバメのねぐら入りは有名でピーク時最大60,000羽のツバメを観測。渦を巻くような群れを作ってヨシ原に飛び込んでいく光景は圧巻。
ツバメは春から夏にかけて日本にやってきて子育てをし、秋になると東南アジアなど暖かいところへ帰っていきますが、こどもが大きくなって日本を旅立つまでの期間、昼間は市街地周辺で過ごし、夜は本公園に広がる豊かなヨシ原などにて集団で休みます。
これにあわせて探鳥会などのイベントも開催します。あかね色に染まる夕空を舞うツバメの姿をご堪能ください。
※気候などの自然条件により観察場所、ツバメの数、見ごろのピークなどが変動することがあります。