イベント情報

2022/03/04(金)「撮られまち、平城宮跡」プロジェクト 山中美有紀「青丹石木天星図」

平城宮跡とその周辺エリアには、いにしえの人々が千年以上にわたって描き出した物語や歴史が、まるで地層のように積み重なっています。平城宮跡管理センターでは、そんな〈土地の記憶〉を、写真を通してみんなで共有するプロジェクト「撮られまち、平城宮跡」をスタートさせました。奈良に所縁のある女性写真家にスポットを当て、その独自の視点で切り取った「みやこのあと」の写真作品を紹介することで、この地への新たな眼差しを誘発する試みです。第一弾は、奈良を拠点に活動する写真家・山中美有紀さん。2021年秋から宮跡東エリアを歩き、撮影した写真から生まれたインスタレーション作品「青丹石木天星図」の展示を行います。

山中 美有紀 Miyuki Yamanaka 
奈良生まれ、ロンドンでの8年間の活動を経て、2013年に日本に帰国。現在奈良を拠点にしている。光と闇、生と死、存在。私たちの根底にある普遍的な問いが、彼女の制作の起点となる。日常的な物事を対象としながらも、ミクロとマクロを行き来し、言葉で表現できない答えを、感覚と体験から探っていく。詩的でシンボリックなパズルのピースの様な写真は、見る者にそれぞれの物語や解釈の拡がりを投げかける。また写真のみならず、散文、インスタレーション、音響と共に、空間全体が記憶装置のような展示を試みる。

日時 2022年3月4日(金)~4月3日(日)10:00~18:00(入館は17:30まで)
場所 平城宮いざない館 休憩スペース
観覧 無料

展示期間中に、山中美有紀さんによるトークイベントを開催します。撮影の模様や展示の意図についてなど、詳しくお話しいただく予定です。 詳しくはこちら

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